花粉症と緑茶・べにふうき

花粉症の症状を緩和するものはいくつかありますが、そのなかでも緑茶とべにふうきについてその特性を知っておきましょう。

緑茶
▲緑茶に含まれるカテキンがポイント…

緑茶はともかく、べにふうきって何だろう?という人も多いかもしれません。そのあたりも含めて詳しく見て行きます。


対策31:緑茶の効果、いかほど?

花粉症の症状を緩和してくれる緑茶ですが、その効果は劇的なものではありません。

緑茶に含まれるポリフェノールといえば有名なのがカテキン(Catechin)。いわゆる茶の渋み成分ですが、これに抗アレルギー作用があり、ヒスタミンの発生を抑止して皮膚や粘膜を保護してくれます。

緑茶
▲緑茶の渋みに効能が…

ただし、症状の予防・緩和に匹敵するには1日あたり2リットル近い量を飲用する必要があるため、緑茶だけで花粉症対策をするのは非現実的と言えましょう。
また、緑茶はカフェインを多く含みます。カフェインの過剰な摂取は心臓に負担がかかり、過剰な緊張状態を引き起こすため全く推奨できないものです。

やたら量を飲むのではなく、普段飲んでいる水やジュースなどを積極的に緑茶に変更しつつ、あくまでも補助的な対策だと考えるのが無難でしょう。


抹茶オレ
▲抹茶オレがオススメ…

それでもせっかく緑茶を飲むのなら、カテキン吸収効果を高めて飲みたいという人もいるかもしれません。
カテキンは煎茶をそのまま飲むよりも、茶葉をコーヒーミルで粉砕して、抹茶にして湯で溶かして飲むとカテキン吸収率が通常の2倍に上がります。それでも粉っぽくて飲みにくいという欠点もありますので、ホットミルクに溶かして抹茶オレにするとよいでしょう。


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対策32:べにふうきとは?

べにふうきとは独立行政法人農業技術研究機構(農研機構)野菜茶業研究所で平成5年(1993年)に命名された茶葉。
日本初の紅茶専用品種である「べにほまれ」と「ダージリン」をかけ合わせたものです。つまり紅茶ですね。

べにふうきにはカテキンの中でも他のお茶にはあまり見られない特殊な種類の茶カテキンを多く含んでいます。そのカテキンとはエピガロカテキン-3-O-(4-O-メチル)ガレート(EGCG4”Me)で、通常はメチル化カテキンと呼ばれています。
このメチル化カテキンは通常の茶カテキン(EGCG)と比べて体内への吸収率が高く、高い抗アレルギー作用を発揮してくれるのです。

農研機構の野菜茶業研究所によると「メチル化カテキン高含有緑茶2gを一回あたり熱湯300mlで浸出したものを朝、昼2回服用する方法で連続飲用した軽度のスギ花粉症患者群は、メチル化カテキンを含まない対照緑茶を連続飲用した患者群に比べ有意に症状の悪化の度合いが軽減される」との研究発表がされています。


べにふうきの茶葉
▲べにふうきの茶葉…

このように一般の緑茶に較べて優れた作用を持つ茶葉・べにふうきですが、紅茶に加工してしまうとせっかくのメチル化カテキンが発酵の段階で消失してしまいます。
そこで高温の釜で煎ることで渋みを抑え、緑茶として飲むという策が考えられました。こうすればメチル化カテキンを壊すことなく取り込むことができます。

ただ、べにふうきの作付面積は多くないため、手軽に入手できるというものでもなく、すぐに売り切れになることも多いのが難点です。
さらに渋みを抑えているとはいえ、通常の緑茶に較べるとやはり渋いため、慣れるまでは少々飲みにくいかもしれません。


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