花粉を部屋から追い出そう

花粉が飛散し始めたなら、第一に心がけることは花粉と接触しないことです。

換気
▲窓を全開にして換気したいけれど…

とはいえ極小の粒子ですから、一切の接触を断つことは物理的に無理…
それでも少しでも花粉との接触をなくすにはどうすればいいのか、まずは換気の方法を考えて行きます。


対策41:窓は当然閉め切る

花粉は外から室内に入って来るもの。となれば当然窓は閉めておきましょう。シーズン中はほぼずっと閉め切っておくくらいで。

それでも室内の空気が籠ってしまうのは嫌なものです。ハウスダストや生活臭を取り除くためにも、やっぱり換気をしたいと思うのは当然ですよね。

窓は閉める
▲窓は当然閉めておく…

換気をする場合は、あらかじめ天気予報などで花粉飛散予測を確認し、飛散量が少ない日で、なおかつ風が吹いていない日の早朝を選びます。

花粉の飛散は日中に発生するので、飛散が終わって夜露に触れた花粉が地面に落下し終わったあとの時間帯が換気のチャンスなのです。


さらに換気で窓を開けるときは、レースの薄手のカーテンを閉めておけば、空気はレースを通過していきますが、花粉はカーテンが帯びている静電気によってカーテンに付着しますので、部屋に入って来る花粉の量を減らすことができます。
換気後にカーテンに掃除機やコロコロ®をかけて花粉を除去するのを忘れないようにしましょう。

(※コロコロ®は株式会社ニトムズの登録商標です)


対策42:窓にフィルターを設置する

そうは言ってもなかなかその時間を狙って換気するというのもタイミングの問題がありますし、できれば晴れた日はずっと窓を開けていたいものですよね。

では窓を開けつつも、花粉の侵入を防ぐ手段を行使するという手はいかがでしょう。一見矛盾する理屈のように見えますが、それを可能にするアイテムがあるのです。
それがこちら。網戸用花粉フィルターです。

網戸用花粉フィルター
▲網戸用花粉フィルター

ニトムズが販売している商品で、付属の両面テープを用いてフィルターを網戸にぺたっと貼るだけ。網戸全体が花粉をカットしてくれます。
もちろん通気性もある程度保持されます。それゆえに全ての花粉をカットできるわけではありません。カット率は約80%だそうです。



商品サイズは幅1m×長さ2mです。一般的な縦長窓向けの裁断になっています。
内容量は網戸1枚分。ですから網戸3枚分の施工をしたいならば、3パック必要です。

窓
▲フィルター設置前の窓…

網戸をサッシレールから外して汚れを拭き去ったら、付属の両面テープを網戸枠に貼ります。あとはフィルターシートを広げて載せて粘着させるだけです。
綺麗にピンと貼るのはちょっとコツがいります。引っ張り過ぎるとフィルターシートが破れてしまうので気をつけましょう。



そして網戸枠から微妙にはみ出る余分箇所を、カッターナイフなどで綺麗にカット。再びサッシをレールにはめ込めば完成です。
微妙にヨレたり、たわんだりしても性能に問題はありません。

フィルターを設置した窓
▲フィルター設置後…

通気性は非設置に較べると1/6になるそうですが、通気性の悪さが気になるほどでもありません。見た目、白い障子紙のような感じなので採光性もありますし、目隠しにもなります。夏場の紫外線もカット。
スギ・ヒノキ花粉が終わって夏の紫外線を防ぎ終えたころには、フィルターもかなり汚れているはずなので、ベリベリっと剥がしましょう。


オススメの網戸用花粉フィルター


対策43:意外と盲点な給気口

花粉はドアや窓だけから家内に侵入するわけではありません。見落としがちなのが給気口。
特にマンションなどでは機密性の高さからシックハウス症候群防止の意味も兼ねて、室内の壁に設置してあるハズです。換気目的の穴ですから、当然花粉は入り放題ですよね。
そこで給気口フィルターを設置します。



給気口フィルター
▲給気口フィルター

給気口は丸型や四角型などがあり、丸型のみ対応のものや四角も対応できるものなど商品によって異なりますので、注意して購入しましょう。
写真のニトムズのものは丸型・四角型双方に対応しています。換気したくない時に口を閉じることができる開閉機能付きです。



給気口フィルターの設置

設置は簡単。
給気口と壁の間に付属の透明プレートを差し込み、プレートに枠を貼り付けます。 あとは給気口フィルター本体をはめ込めばOKです。
フィルターは定期的に取り替えましょう。

画像引用:株式会社ニトムズ


オススメの給気口フィルター


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