花粉を撃退する生活の知恵
外出・帰宅時の花粉対策花粉が飛散し始めたなら、第一に心がけることは花粉と接触しないことです。
それでも花粉飛び交う外に出掛けずに、家に引き籠っている…というわけにはなかなかいかないもの。
家から出る時にすべき花粉対策と、家に帰ってきてすぐにすべき花粉対策をまとめました。
対策54:外出する前にする花粉対策外出先で花粉に触れる前に先にこれだけはセッティングしておきましょう。
まず、できるかぎり予定を調整してお出かけは午前中に済ませること。
飛散している花粉が最も少ないのは、深夜から早朝にかけての時間です。夜が明けて日が昇ると飛散量が増え始め、昼から夕方にかけてがピークとなります。
ですので、飛散量が少ない午前中に出掛けるか、もしくは日が暮れてから出掛ければ、ある程度花粉にまみれずに済みます。
そして必ず着用したいマスクですが、ただマスクをひとつするのではなく、二重にすれば花粉をさらに強くブロックできます。
具体的には、紙マスクの内側にウェットティッシュを畳んだものを挟みます。
湿気と花粉が結び付くと重さと体積を増してマスクやウェットティッシュの繊維の隙間を通り抜けられなくなるという性質を利用したものです。
ただ、化粧落ちなどを心配して口の周りを湿らせることに抵抗がある場合は、ウェットティッシュの代わりに布マスクをして、その上に紙マスクをするという手段も。
対策55:外出する前にワセリンを外出前にもうひとつしておきたい花粉ガード策があります。それは鼻孔内や目の周囲にワセリンを塗ること。
ワセリンは保湿剤ですから、花粉症を治癒する対策にはなりません。
しかしこれを塗ることで膜ができ、花粉が体内に侵入することを防いでくれます。膜を作ってガードするのですから、薄く塗ると効果は減ります。目の周囲にたっぷり塗るわけにはいきませんが、鼻孔内にはある程度多めに塗布しましょう。綿棒を使って塗ると便利です。
目の周囲に塗る際は、人差し指の先にワセリンを付け、目に入らないよう細心の注意を払いながら。
ワセリンだけだとベタつきが気になる場合は、ワセリンを塗布した上からサラサラ系の日焼け止めを塗るのもアリです。
効果は3～5時間続きます。
それゆえ家を出る前に塗布するなら、外出先で再度塗布が必要になることもあるはずです。とはいえ人前で鼻の中に綿棒を突っ込む姿を晒すわけにはいかないので、トイレの個室に持ち込めるよう、ワセリンのほかにコンパクトなどの手鏡と綿棒を持ち歩きましょう。
オススメのワセリン対策56:外出中にする花粉対策
外出先はどこもかしこも花粉だらけと思って間違いありません。
なにげなく触る手すりや吊革、券売機のモニター、街角の自動販売機のボタン、ショップのドアの取っ手…あらゆるところに花粉が付着しているのです。
それは仕方ないとしても、花粉が付いた手で目をこすったり顔を触ったりすると、それだけで症状が悪化することがあります。
外出先にはアルコールティッシュを持参し、手を拭いて花粉を除去しましょう。
オススメのアルコールティッシュ対策57:帰宅時にする花粉対策花粉をたっぷり浴びて帰宅したら、ほっとひといき、と行きたいところですが、そのまんまの恰好で家のうろうろすると服や身体に付いた花粉を家の中に引き込むことになってしまいます。
まずは玄関のドアを開ける前に手で洋服に付着した花粉をはたいて払いましょう。
帽子やマフラー、バッグなども手で払ったり、ふるったりして、あらかたの花粉を玄関前でまず落してしまいます。
ついで、ドアを開け玄関に入ったら、コートや帽子、マフラーなどにコロコロ®をかけて、残っている花粉を粘着テープで剥ぎ取ります。
それでも上着や帽子などを寝室に持って入るのは危険です。できることなら、花粉飛散シーズン中は玄関にコートハンガーを設置し、コートやマフラー類はそこに懸けておくようにしましょう。
さらに念のために外出に着て行った衣類にハウスダスト飛散防止スプレーをシュッ。上着だけでなく、シャツやパンツにも噴霧しておくと、花粉が室内で再飛散するのを防いでくれます。
続いて洗面所へ直行です。手洗いとうがいをします。花粉は爪の間にも入ります。しっかり洗い落しましょう。
できれば、そのままシャワーや入浴で全身を洗ってしまうのが最善ですが、そうも行かない場合は、顔や首筋をウェットティッシュで拭き、シャツやパンツ、靴下などを履きかえるのも手です。
とにかく花粉がついているであろうものを全て取り除くことを念頭に。
（※コロコロ®は株式会社ニトムズの登録商標です）
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外出・帰宅時の
